もえくるしい

西遊記〈上〉

西遊記〈上〉

土日で上巻を読み終え、続きを早く読みたいところですが下巻に入ったところでちょいとお休みしています。
理由は二つ。一つは身体的理由で
めっっっっさ肩凝って腕が上がりにくくなったから。
それになんか、なんだろ、ピン球大の鉛が肩の後ろあたりに沈んでる感じがします。
今日仕事してても痛くて困りました。
どうすんだこれから。読書で筋肉痛って。(呆然)
それからもう一つの理由は
萌えが過ぎて読み進められないから。
いやこれ本当に。
悟空がかわゆすぎる・・・!
初登場からわしづかみでした。
お師匠様にも萌えええええええです。
とまあアホなことばっか言ってますけど、ほんとにおもしろいです。
悟空は可愛いというより全身でお師匠様を守ろうとする姿に惹き込まれます。
そんな悟空を親しみを込めて「悟空や」と呼ぶ三蔵や、悟空とどうにもソリの合わない八戒、愚直なまでに生真面目な沙悟浄
登場人物ひとりひとりに血肉が通っているので楽しく読めるし、文体が好きなので際限なく読み続けてしまいます。(そして我に返って肩や背中の激痛に気付く)
物語の最初の、木こりと猟師の会話からするするっと読めるので、あ、これは好きな本になるって思いました。



平岩弓枝さんの小説を読むのはこの「西遊記」が初めてです。
日経新聞の連載「私の履歴書*1で平岩さんが書かれていた月があり、それで強く興味を惹かれて何か作品を読んでみようと思って手に取りました。
私の西遊記の知識というと故・夏目雅子さんが三蔵法師を演じていらしたTVドラマを小学生の頃に見たっきり、というすさまじく乏しいものでしたが、その頃いつも放送が楽しみで夕方の再放送だったため学校から3キロの道のりを走って走って、家に入るなりテレビを点けていた思い出があります。その楽しかった思い出もこの本を読む気持ちになった理由のひとつだと思います。

*1:月替わりで著名人が自らの半生を綴る。どなたの回もすごくおもしろい!