以前友人が会社の同僚から猫を1ヶ月ほど預かっていたことがあって、見に行ったら猫が腰の抜けたような歩き方をしていたので「昔腰のあたり怪我したの?」と何気なく言ったら「なんでわかったの!?」とびっくりされて、こっちのほうがびっくりした。
猫の歩くところ見たことない?って訊いたら、あんまりない、とのこと。
友人は住宅街で生まれ育ったせいか野良猫を見たことがなく、猫といえばたまに知人宅で完全室内飼いの子を見るくらいだそうだ。
猫くらいテレビでも見るじゃんって思ったけど、そう言えば子猫がタレントに抱かれてる画くらいしか見ない。猫はどこにでもいるものって認識だったから、なんか色々考えさせられた。
あと、「預かって一ヶ月近く経つけど、無表情だし、喉鳴らしたりもしないし、おもちゃで遊ばないし、全然懐いてくれない。嫌われてるのかも」としょんぼりしてたけど、そう言ってる間に猫ちゃんが友人の足の間に潜りこんで行ったので、「いや、そんなことないみたいよ」と言っておいた。
それから、猫がみんな喉を鳴らすわけではないし、あんたが長年飼ってた犬と違って猫は基本的に無表情だし、大人の猫はおもちゃでは遊ばない、ということを説明した。