ふと思い出したこと

中学生の時、学校の図書館の貸し出しカードが2枚目に入った。
ホチキスで端っこを留めて使ってて、卒業までに3枚目終われるかなーって秘かに楽しみにしてたら、3年に上がったときカードを廃棄された。
新しく本を借りようとしたら真っ白なカード渡されて、びっくりして先生のところへ聞きに行ったら「全員のカード、新しくしといたよ!」と明るく返された。
ひるみつつも「えっ、あの、今までのカードは……?」って聞いたら不思議そうな顔をして
「捨てたよ?」。
若い女性教師で、頑張って個人カードを作り直した気力はすごいと思うけど、なんていうか生徒の読書記録というか本の思い出をそんなアッサリ捨てられるとは想像もしてなかったから、あの頃は戸惑うしかなかったなあ。