本当に怖い家庭の医学

たけしの「本当はこわい家庭の医学2」を最後まで見てしまいました。
だー!怖いよあれー!
だって肩がこるとか便秘とか、特別な症状じゃないじゃん。それで死んだりとか全身不随とかさー。
程度問題ったって、どこまでが普通でどこからが異常なのか・・・

ところで番組の事例でちょこちょこあったのが誤診。
誤診・・・になるのかな。
ひどく肩がこるから整形外科へ行ってレントゲン撮ってもらったら異常なし。で安心してたら実は心筋梗塞の前触れだったというのは仕方ないとして、
結核を風邪と診断したり。(でも普通の咳と結核の咳を見分ける方法はないらしい。2週間以上続く咳だと結核の疑いあり)
他のケースでも、自分に当てはめて想像してみると
ま、そんなに痛いわけじゃなし、そのうち治るだろー♪
って医者自体行かないかも。だっていちいち会社休むの面倒だし。
まさか自分が死ぬ病にかかるって思わない。

とここまで書いて思い出した。
誤診は身近です。
兄の話ですが。



最初は本当に風邪だったらしい。
でも長引く上に頭痛がひどいんでお医者さん行ったらあっさり「風邪ですね」って言われて栄養剤を打たれ、一旦は家に戻ったんだけど、

大の男が座りこんだままピクリとも動けなくほどの頭痛を伴う風邪なんて、素人が見てもおかしいと思ったよ・・・?

昔から行き付けの町医者さんに診てもらったんだけど、まあさすがにこりゃおかしいぞってんですぐに公立の総合病院へ行きました。そこで兄に付けられた病名は

髄膜炎

即入院でした。
いやーウチには縁の無い病名だと思ってたんで知識はなかったんですが、あれっもしかして兄ヤベェ?と思いましたねー。
幸い他の病気を併発することもなく、なんとか無事に退院しました。今も薬は飲んでるかな。知らんけど。


というわけで、兄の場合は明らかに症状がおかしかったのですぐに他の手を打てましたが、ただの咳とかだったりしたら絶対わからなかったです。


いやいや、怖い話です。
よくニュースで病院の投薬ミスとか誤診とか聞くけど、そのたびひどいって思うけどもう最近は多過ぎて、聞いても「またか」って思ってしまいますね。
最近増えたわけじゃなくて、昔はニュースにならなかっただけなんだろうな。
おばあちゃんに、盲腸で死んだ人の話を聞いたことがあります。
手術自体は成功したんだけど、麻酔が切れなくてその人は目覚めないまま亡くなってしまったそうです。
ほんの20年ほど前の話です。兄が入院した総合病院で。