ねえ、どこへ逃げるの・・・?

その時みんな出払ってて事務所にいるのが私と所長だけで、
所長がおもむろに「これからお客様が見えるからね」と言うので
あ、お茶の準備だなと立ち上がりかけたんだけど話にはまだ続きがあった。
「もしかしたらやばいことになるかもしれないから、電話する用意をしておくように」
はあ。・・・・んん?

何が?

「ちょっと荒いことになったら、君は逃げなさい」

それから携帯でピピピっとどこかへ電話を掛けて、
もしもし、今からあの人らが来て話をするんだけど
なんかあったらスグ君んとこ電話入れるから、君が通報してくれい。
ハハハ!いや、おれは普通に話するだけよ。
ま、念の為な!



だから何が!!
電話する用意をしろって、K察ですか!?
しかも私だけじゃ安心できないから他の人にも頼んでるんですか?

とか色々考える間もなくお客様来訪。


いや、ていうか・・・逃げろって。あの・・・


《図解》



どこへ?

逃げ場がねぇー!!
応接室のドア開けられたら事務所のドアまでの道がほぼ塞がる!
窓からダイビングか?5階の窓から下の駐車場までノンストップ。



まあ結局、話は穏便に済んだようで何事も無くお帰り頂いたんですけどね。
こういう状況、前にもなんかあったなあ〜と思い出し、
そうだ3年前も逃げ場なくて一人で焦ってたよな、プッと思って
1月28日の日記を書いてました。3年前の夏の話です。
あれはあれで困ったけど、
今回のはコトが起こると本気でちびってたんじゃないかと思います。
だってさあ・・・
応接室から聞こえてきたあの方々の着メロが「君がYO」だったときのあの衝撃。
いや、そんな気はしてたんだけど。