日経進学Navi

6月12日日本経済新聞第二部 進学Navi公告特集、第一面にオードリーインタビュー記事が掲載されています。
その中の、将来の進路について考えたときの話。


若林さんが高二のとき、親に内緒でNSCを受験したと書いてあったのでびっくりしました。知らなかった。でも入学金の問題で断念したそうです。
春日さんはこれまで何度か聞いた、元々はお笑い番組のプロデューサーを目指していたという話だったんですが、お笑いを「やる」方に転向したときの心情が語られていました。
若林さんに誘われてライブに出たら受けて、「雷に打たれたようにひらめいた」そうです。
そして、「自分は表に出るべきなんだ」と。「それまでのことは一切忘れました」
これを受けてインタビュアーが「若林さんは春日さんの人生を変えてしまったわけですね」と若林さんに話を向け、若林さんはこう答えています。
「そうですね。去年くらいまではこいつの人生変えちゃって申し訳ないなという気持ちでした。今となっては僕といういい金づるを捕まえたんじゃないかと思いますけど」




以前TVで、司会者に「今まで辞めようと思わなかったのか」と訊かれて、間髪を入れず無いですと言い切った春日さんを思い出しました。
実際何度も辞める辞める解散だと言ってたのは若林さんだそうですが、なんか色々、言葉で表せられない複雑な感情があったろうなと思います。
先日のアメトーークの愛方芸人で、おぎやはぎの矢作さんが小木さんに「友達から始めて下さい」と言って、小木さんが「友達からな」と答えてたんですが、うまいこと言うなあと思いました。
友達から始めて、今は?
友達だけど相方。相方だけど友達。
友達だけじゃなくなってる。
板子一枚下は地獄の同じ舟の乗組員、泥舟か大船かもわからないのに、引っ張り込むほうも引っ張り込まれるほうも正気かと思います。そりゃ家族も必死で止めるよ。
若林さんは、申し訳ないと思ってしまうことが申し訳なかったんじゃないかなあ。たとえ過去の話でも。だからインタビューの後半は自分を金づるだとか言って巻き返そうとしてる。
記事の最後は大学で学んだことが語られていて、
「何でもポジティブシンキングが一番。思わぬところから成功のきっかけがつかめたりしますから」
という春日さんの言葉で締められています。
ああ春日さんワリと普通のこと言ったね、でもすごく妥当だからこれでいいねと思ったら、それより下に春日さんの小さい写真があって「マジメにアドバイス」というフキダシが付けられていて
「春日も高校生の時から『本気出したら女の子に超もてる』と根拠もなく言い張っていましたが、いつかそれが自信になりました」
とあり、思い切り脱力しました。
夢も願望も何でも口に出そう、ということらしいですが、えっと春日さん、進路、進路!!
そして若林さんのこの9年を思い、どうにも、かける言葉が見つからないというか、半笑いでビールでも勧めたい気持ちになりました。